小学生の計算内容に穴があったとして。
たとえば分数や小数の計算が身についていない状況だったとして。
しかし、次の定期テストは方程式の内容だったとして。
この場合、何を勉強すればいいのか。
もちろん、気持ちは
「テストの点数を上げたいから、テスト範囲を勉強したい!」
となることでしょう。
しかし、分数や小数の計算がままならない状況で、方程式の勉強をしても理解するのはかなり難しいと思います。
というのは、方程式の計算を行う途中で分数や小数の考え方(とくに分数)が必要になるからです。
もし仮に、分数や小数の理解がないままに方程式の勉強を進めてしまったら、それは「なんとなくこうなりそう…」というレベルで終わると思います。
運良く数問正解できたとしても、高得点を取ることはできないでしょう。
それに「なんとなくこうなりそう…」の理解で、その先の内容に進んでしまったら、どんどん「なんとなくこうなりそう…」が積み重なってしまいます。
いつかは崩れ、全く勉強が分からない状況になってしまう可能性もあるのです。
数学だけではなく、英語も同じです。
be動詞と一般動詞の区別もつかずに3単現のsや過去形を学んでも、それは「なんとなく」の知識に過ぎません。
直近のテストで運良く少し点数が上がったとしても、「なんとなく」を繰り返していくうちにどこかで崩れてしまう可能性が非常に高いと思います。
ですから、山口学習塾のBasicでは徹底的に基礎固めにこだわっています。
直近にテストが迫っていたとしても、「なんとなく」になってしまう学習段階ではテスト勉強ではなく、その前の内容をガッチリ固める学習を行っています。
基礎がガッチリ固まるまでは、たしかに定期テストでは苦戦するかもしれません。
しかし、基礎がガッチリ固まりさえすれば、安定して点数を取れる力を身に付けることができます。
そこまで行けば本部校での集団指導にも十分についていけると思いますし、実際にそういう生徒さん達がたくさんいらっしゃいます。
期末テストが近づいてきていますが、改めて「穴を埋めるのが先」という意識で励んで欲しいと願います。